『愛犬の日本史――柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか』
先週、ナイスな犬本にであいましてソッコー読みました。
新刊が出ました! 平凡社新書『愛犬の日本史――柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか』著/桐野作人、吉門裕 「秘蔵の犬」をめぐる20年戦争(薩摩島津家)、くしゃみで鼻から絹糸をする犬の伝説、明治天皇の狆など知られざる歴史を明かす。 pic.twitter.com/SPAS9khVv1
— 平凡社 (@heibonshatoday) 2020年7月15日
近刊の拙共著『愛犬の日本史―柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか―』(平凡社新書)の見本が本日、版元から届きました。近日発売です。3年前に『猫の日本史』(洋泉社新書)を刊行しましたが、その姉妹編のようなものです。私の分担は戦国薩摩の南蛮犬や西郷隆盛の犬関係です。https://t.co/ZJcUdaHR1d
— 桐野作人 (@kirinosakujin) 2020年7月11日
共著『愛犬の日本史』(平凡社新書)から。
— 桐野作人 (@kirinosakujin) 2020年7月13日
19世紀後半のパリ。ジャポニズムのブームのなかで、当時の巨匠、マネとルノアールが同じ日本産の狆を競作という珍事が起きた。
金持ちの美術評論家デュレは日本を旅行し、大和郡山で狆を買い、名前を「タマ」と付けた。猫みたいだが、宝石の意味とか。
『愛犬の日本史 』読了。
— ruby and kii (@ruby_kii) 2020年7月17日
〈身軀短小、巨眼鈍鼻、毛色美麗にして甚躁忙なる狗〉
〈食餌は猫のように「米の飯に鰹節」〉
狆ですね😂
戦国時代以後の日本で文書・記録に残された犬のエピソードが延々と語られているのだけど、時代や身分がどうであれ、犬好きさんはやっぱり犬好きさん(という雑な感想 https://t.co/LefbTPk7MT
うちのこもあのこもこのこも、脈々とうけつがれた日本の狆さんわんこさんの子孫なんだよね。感慨。
歴史のドラマやダイナミズムは圧倒的なんだけど、人間にあんまり違いはないというか。
やっぱりみんな犬が好き、てか狆が好き。
それはそうと大昔の話だから、欧米に連れ帰る航海中に狆ちゃんたちが寒さやら病気やらでえらい目に遭ってて(←婉曲)、もちろんさらっとほんの数行触れられてるだけなんだけど、へっぽこシニア狆飼いとしてはいちいち辛かった。人間いろいろひどいぞ←